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12記事でたどる判例の読む順序

売買・媒介を判例で読む手付解除・物件の品質・報酬

売買契約の成立前から決済まで、誰が何を約束したのかを追います。手付解除、土壌汚染、媒介業者の調査、報酬の判例から、結論を変える契約内容と時点を読み取ります。

対象:宅建業法と民法を取引の流れで結び付けたい方

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STEP 1

売買と媒介の契約を分ける

目標:媒介契約の約束、売買契約の約束、手付の役割を整理する。

  1. 一般・専任・専属専任媒介を比較|自己発見取引、登録期限、報告と更新

    一般・専任・専属専任媒介を、複数依頼、自己発見取引、登録期限、定期報告、契約期間から比べます。

  2. 手付解除はいつまでできる?放棄・倍額の提供と履行着手

    解約手付による解除では、買主は手付を放棄し、売主はその倍額を現実に提供します。民法の原則では、相手方が履行に着手した後はこの方法による解除ができません。

  3. 自分が履行に着手した後も手付解除できる?最高裁昭和40年11月24日大法廷判決

    自分が履行に着手した後の手付解除を、相手方の未着手と履行の準備・着手の違いから読む判例です。

STEP 2

物件の品質と調査の対象を読む

目標:契約時の品質の合意と、媒介業者が確認すべき事項を混同しない。

  1. 契約後に規制された土壌中のふっ素は瑕疵になる?最高裁平成22年6月1日判決

    契約後に規制された土壌中の物質について、契約当時に予定した品質と旧民法の瑕疵を判断した判例です。

  2. 直接の依頼がない仲介業者も権利者確認に責任を負う?最高裁昭和36年5月26日判決

    直接の委託がなくても取引へ介入した仲介業者に、相手方への権利者確認の注意義務を認めた判例です。

  3. 近隣の葬儀場に目隠しの追加を求めた事件|最高裁平成22年6月29日判決

    葬儀場の出棺等が見える住宅で、距離・時間・目隠し等を総合して生活妨害を否定した最高裁判例です。

  4. 民法562条の追完請求|契約と違う物を渡されたときの直し方

    民法562条の契約不適合の追完請求を、修補・代替物・不足分の給付と買主が約束した契約内容から学びます。

  5. 民法566条の読み方|知った時から1年の通知

    民法566条の不適合を知ってから1年以内の通知を学び、数量不足、売主の認識、訴えの期限と区別します。

STEP 3

報酬が発生する条件を比べる

目標:媒介の排除、停止条件、名義貸しの問題を分け、報酬上限だけで請求権を判断しない。

  1. 仲介業者を外して直接契約したら報酬は不要?最高裁昭和45年10月22日判決

    仲介業者を契約直前に外した事件から、報酬の条件成就を故意に妨げる行為と媒介活動の関係を学びます。

  2. 売買が完結しなかったときの仲介報酬|最高裁昭和49年11月14日判決

    取引が完結しなかった売買の仲介報酬を、取引目的の達成と特別な合意の有無から判断する判例です。

  3. 宅建業の名義貸しと利益分配の合意|最高裁令和3年6月29日判決を読む

    無免許者の名義借りと利益分配の合意について、事業計画全体を踏まえ公序良俗違反の無効を判断した判例です。

  4. 宅建の報酬額上限の計算|売買・貸借・特例

    売買の区分計算・速算式と消費税、800万円以下の売買特例、長期の空家等の賃貸特例を区別。仲介手数料上限を例題で計算します。

学習の仕上げ

当事者は誰で、どの事実が結論を支えたかを説明してみましょう。契約の内容、出来事の順序、相手の認識を変えても同じ結論になるか、記事の射程と関連条文に戻って確かめます。古い判例では、当時の法律と現行法の違いも確認してください。

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