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実務手続宅建業法

IT重説の開始前に通信・本人・書類を何から確認する?

IT重説前の通信・宅建士証・書類・受講環境を点検し、通信不良時は中断して解消後に再開する手順を学びます。

IT重説の事前準備の手順を示す図
この記事の目次 14項目
  1. 手続の要点
  2. 概要
  3. 必要書類
  4. 手順
  5. 期限
  6. 注意点
  7. 事前に端末と通信環境を確認する
  8. 重要事項説明書等は事前に交付する
  9. 開始時には宅建士証と双方の状態を確認する
  10. 通信不良は解消してから再開する
  11. 開始前のチェック表
  12. 確認問題
  13. 次に学ぶ
  14. 出典・参照資料

手続の要点

概要

事前の意向確認・書面準備・接続テストを行い、当日は宅建士証と映像・音声、書類の参照状態を確認して説明を開始します。

必要書類

  • 交付した重要事項説明書と添付資料
  • 説明する宅建士の有効な宅地建物取引士証
  • 通信不具合時の連絡先、接続・書類確認のチェック表

手順

  1. IT重説への意向と利用端末・通信環境を確認する
  2. 重要事項説明書等を事前に交付し、相手が参照できる状態にする
  3. 接続と宅建士証の表示、双方向の映像・音声を確認する
  4. 内容を確認しながら説明し、不具合があれば中断・解消後に再開する

期限

  • 説明書等は説明開始までに相手が確認できるよう事前に交付します。全国一律の「何日前」という日数ではありません。

注意点

  • 録画・録音を行う場合は、相手へ目的や取扱い等を説明し、意向を確認します。

IT重説を始める前には、説明書を見ながら双方向に話せる状態を整えます。画面がつながったというだけで開始するのではなく、書類、映像、音声、宅建士証の確認を行います。オンラインでも、相手が内容を理解し、質問できる説明であることが前提です。

事前に端末と通信環境を確認する

相手方へIT重説の方法を伝え、実施する意向を確認します。使う端末、カメラ、マイク、通信環境を確かめ、必要に応じて接続テストを行います。説明する場所と受ける場所の双方で、声が聞こえ、映像と資料を認識できることを確認します。

スマートフォンだけを使う場合は、テレビ会議の画面と説明書を同時に確認しにくいことがあります。別の端末や紙を利用するなど、説明を受けながら書面を参照できる方法を相談します。通信が切れたときの連絡先と、再接続できない場合の扱いも事前に決めておきます。

重要事項説明書等は事前に交付する

説明を受ける人が、重要事項説明書と添付資料を手元で確認できるよう準備します。紙で交付することも、承諾を得たうえで電子交付することも可能です。IT重説を選んだからといって、書面を電子化しなければならないわけではありません。

電子提供をする場合は、提供方法等の説明と事前承諾を別に確認します。ファイルが届いていることだけでなく、開いて該当箇所を読めるか、必要な保存等を行えるかも確認します。添付図面が見られないまま、説明者の画面共有だけで手元の書面を代替した扱いにしないようにします。

開始時には宅建士証と双方の状態を確認する

宅建士は説明開始前に宅建士証を画面に示し、相手がその記載を確認できるようにします。カメラへ近づけた結果、反射やぼけで文字が読めない場合は、角度や距離を調整します。単に「画面に出した」という事実ではなく、相手が確認できたかを確かめます。

あわせて、音声が途切れず聞こえるか、映像が適切に見えるか、交付済みの説明書等を参照できるかを確認します。複数人が説明を受ける場合は、全員が必要な資料を確認し、説明を聞ける状態かを見ます。質問のある箇所を遠慮なく伝えてもらえるよう、進め方を最初に案内します。

通信不良は解消してから再開する

説明中に音声が途切れたり、映像が確認できなくなったりした場合は、そのまま話を進めません。いったん中断し、問題を解消してから再開します。再開時には、どこまで聞こえていたかを確認し、必要な箇所を説明し直します。

例えば、法令上の制限を説明している途中で通信が切れたなら、その箇所を既に理解したものとして扱わないようにします。録画を残している場合でも、後で動画を送れば必ず十分な説明になる、というものではありません。録画・録音の実施と取扱いについても、あらかじめ相手に説明して意向を確認します。

開始前のチェック表

確認欄は「書面・図面を手元で参照できる」「双方向の映像が見える」「音声が明瞭」「宅建士証を読み取れた」「不具合時の連絡先を共有した」とします。説明日時、担当宅建士、相手方、確認結果を記録しておくと、当日の進行と説明後の問い合わせを対応させやすくなります。

確認問題

問1 IT重説では、重要事項説明書を必ず電子交付しなければなりませんか。

答えは、違います。事前に紙で交付し、その書面を用いてIT重説を行うこともできます。

問2 宅建士証をカメラへ向けたものの、反射で内容が読めません。そのまま説明を始めてよいでしょうか。

答えは、いけません。相手が記載を確認できるように調整し、確認したうえで開始します。

問3 途中で通信が不安定になっても、時間がないので続行してよいですか。

答えは、違います。中断し、不具合を解消した後、聞き取れていない箇所等を確認して再開します。

次に学ぶ

出典・参照資料

  1. 宅地建物取引業法(e-Gov法令検索)確認日 2026/10/23
  2. 重要事項説明書等の電磁的方法による提供及びITを活用した重要事項説明 実施マニュアル(令和6年12月版)(国土交通省)確認日 2026/10/23

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