LELavaEstate
実務手続賃貸住宅管理

オーナー報告書の作成手順|入金・維持保全・苦情対応をまとめる

送金明細だけでは伝わらない管理状況を、対象期間と裏付け資料をそろえて報告する手順です。

緑の植栽に囲まれた住宅街
この記事の目次 8項目
  1. 手続の要点
  2. 手順
  3. 対象期間と報告する契約をそろえる
  4. 数字と対応状況を資料から集める
  5. 工事が翌月にまたがる例
  6. 報告の根拠と送金を確認する
  7. 出典・参照資料
  8. 次に学ぶ

手続の要点

手順

  1. 対象期間と報告する契約をそろえる
  2. 数字と対応状況を資料から集める
  3. 工事が翌月にまたがる例

対象期間と報告する契約をそろえる

管理業務の報告では、対象物件、管理受託契約、報告期間を明示します。月次の送金明細と、法令に基づく定期報告は役割が同じとは限りません。賃貸住宅管理業法20条と施行規則に基づく報告の内容・頻度を確認し、契約上さらに短い周期の報告を約束していればそれにも対応します。

施行規則では、契約締結日から一年を超えない期間ごと、及び契約期間満了後遅滞なく、所定の報告書を交付して説明することが求められます。毎月入金表を送っているという理由だけで、他の報告事項や説明が済んだと考えないようにします。

数字と対応状況を資料から集める

内容

照合する記録

金銭の収受

入居者別台帳、銀行明細、保証入金

維持保全

点検結果、修繕発注、完了確認

苦情・対応

受付日時、対応内容、未解決の理由

未収金は「今月の入金不足」と「過去からの残高」を分けます。維持保全は完了した工事だけでなく、見積り中や貸主の承認待ちの案件も分かるようにします。入居者の個人情報は、報告に必要な範囲へ絞ります。

工事が翌月にまたがる例

三月に漏水を受け付け、四月に工事を完了したなら、三月の報告には受付と応急対応、今後の予定を記載します。四月には完了日と費用を報告し、同じ案件だと分かる番号でつなぎます。請求月だけで管理すると、被害を受け付けた時期や対応の遅れが見えなくなります。

完成した報告書は台帳・請求書と照合し、説明を求められた事項や回答内容も記録します。送金額の一致に加えて、貸主が次の判断を行える情報になっているかを確認します。

報告の根拠と送金を確認する

管理業法20条とオーナー送金の計算も参照してください。

出典・参照資料

  1. 民法(e-Gov法令検索)確認日 2026/10/28
  2. 賃貸住宅標準契約書について(国土交通省)確認日 2026/10/28
  3. 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)確認日 2026/10/28
  4. 管理業者の業務(国土交通省)確認日 2026/10/28
  5. 賃貸住宅管理業法FAQ(国土交通省)確認日 2026/10/28
  6. 賃貸住宅管理業法施行規則(e-Gov法令検索)確認日 2026/10/28

次に学ぶ

学習の順序に戻って、次の単元を選べます。

賃貸不動産経営管理士の学習入口へ →

解説を読んで疑問が残ったときは、この記事に紐づけて質問できます。

この記事について質問する →

この記事の目次