手続の要点
手順
- 契約で決めた引渡し条件を確かめる
- 鍵と設備の情報を一覧にする
- 入居後に傷の申告が来た例
契約で決めた引渡し条件を確かめる
引渡し前には、契約の成立、開始日、初期費用の入金状況、保証手続、引渡しを受ける人を確認します。入金の有無だけを見て、契約書と異なる日に鍵を渡すと、使用開始日や事故対応の範囲が曖昧になります。日程の変更は貸主の判断権限を確認し、合意内容を記録します。
室内の点検は清掃の完了確認だけではありません。水漏れ、給湯、換気、建具、警報器などについて、確認した範囲と未確認の範囲を分けます。設備の不具合が残っていれば、対応予定と連絡先を入居者へ伝えます。
鍵と設備の情報を一覧にする
引渡し項目 | 残す記録 |
|---|---|
鍵・カード | 種類、本数、受領者、受領日 |
設備・付属品 | 取扱説明書、リモコン、確認した動作 |
室内の状態 | 場所が分かる写真、既存の傷、不具合 |
鍵を渡した記録と、室内の状態に合意した記録は目的が違います。受領書へ署名しただけで、入居前の傷を全て入居者が負担すると扱わないようにします。写真は日付に加え、部屋名と撮影方向も残すと退去時に比較できます。
入居後に傷の申告が来た例
入居翌日に床の傷の連絡が来たら、引渡し前の写真、清掃・工事の記録、入居者の写真を照合します。直ちに「入居後だから借主負担」と決めず、確認できた経緯を共有します。修繕するか、現状を記録して使用を続けるかも貸主と相談します。
ゴミ出し、共用部の使用、設備故障時の窓口などは、渡す資料を絞って説明します。夜間の連絡先と緊急時の対応を、通常の問合せ先と区別しておくと、入居者が連絡先を探し回らずに済みます。
退去時にも使える記録にする
出典・参照資料
- 民法(e-Gov法令検索)確認日 2026/10/28
- 賃貸住宅標準契約書について(国土交通省)確認日 2026/10/28
- 賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(e-Gov法令検索)確認日 2026/10/28
- 管理業者の業務(国土交通省)確認日 2026/10/28
- 賃貸住宅管理業法FAQ(国土交通省)確認日 2026/10/28
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