計算の要点
計算式
住宅税額=max(住宅価格-控除額,0)×税率。土地税額は課税標準特例と住宅用土地の税額減額を別に適用する
計算の条件
- 住宅価格(円)
- 土地価格(円)
- 住宅床面積・土地面積(㎡)
計算手順
- 取得日と住宅・敷地の軽減要件を確認する
- 住宅価格から控除し税率を掛ける
- 土地の課税標準と減額前税額を求める
- 土地の税額減額を比較し適用する
- 土地と家屋を別々に検算する
具体例
- 前提: 2026年取得、全軽減要件を満たす100㎡新築住宅価格1500万円、宅地200㎡価格2000万円。住宅9万円、土地0円
答え
90000 円
住宅と敷地の不動産取得税は、家屋の価格から引く控除と、土地の税額から引く減額を分けて計算します。ここでは2026年に土地と新築未使用住宅を取得し、一般の住宅軽減の条件をすべて満たす例で、計算の順序を確認します。
本例の条件をそろえる
住宅の床面積は100㎡、課税上の価格は1500万円、土地は200㎡で価格2000万円とします。土地は宅地等の課税標準2分の1の特例対象、土地・住宅とも税率3%とし、取得時期その他の住宅と敷地の軽減要件も満たす前提です。
2026年4月1日以降の新築住宅の一般的な床面積要件は40㎡以上240㎡以下です。2026年3月31日以前に取得した土地についての要件など、家屋と土地の日付が異なる場合は別に照合します。この計算は、面積だけ合えば必ず軽減されることを示すものではありません。
住宅の控除を計算する
一般の対象住宅では、住宅価格から一戸につき1200万円を控除する制度を使います。本例では、1500万円-1200万円=300万円、300万円×3%=9万円です。1200万円を計算後の税額から引くのではありません。
控除額より価格が小さい場合、課税標準を負の値にして還付額を作るわけではありません。認定長期優良住宅の所定の控除や、中古住宅の築年月に応じた制度は別条件なので、一般の新築住宅の1200万円と混同しないようにします。
土地の税額と減額
まず土地の課税標準は2000万円×2分の1=1000万円、軽減前の税額は1000万円×3%=30万円です。住宅用土地の減額では、4万5000円と、所定の一㎡当たり価格×住宅床面積の2倍(上限200㎡)×3%を比較します。
本例の一㎡当たり価格は、土地の価格を200㎡で割り、2分の1特例を反映して5万円です。対象面積は100㎡×2=200㎡なので、5万円×200㎡×3%=30万円となります。4万5000円より大きい30万円を使い、30万円-30万円=0円です。
計算項目 | 本例の結果 |
|---|---|
住宅の税額 | 9万円 |
土地の減額前税額 | 30万円 |
土地の減額 | 30万円 |
土地の減額後税額 | 0円 |
二重に半額にしない検算
土地の課税標準で2分の1を使い、減額式の一㎡当たり価格でも同じ特例を反映します。一つの金額の中でさらにもう一度半額にすることや、半額にした価格と半額前の単価を混在させることを避けます。単価×面積がどの価格へ対応するかを確かめます。
住宅の9万円と土地の0円の合計は9万円です。土地の減額が計算上税額を超える場合でも、超過分を住宅の税額から引くという制度ではありません。土地と家屋を最後まで別の行で管理します。
期限と取得順序に注意する
宅地等の課税標準2分の1、土地・住宅の3%は、2026年時点では2027年3月31日までの取得に係る特例です。また、土地取得と新築の前後関係には所定期間の条件があります。2026年4月改正をまたいだ取得では、家屋に軽減があっても土地の条件が異なる場合があります。
確認問題
本例の住宅税額はいくらですか。価格から1200万円を引いて3%を掛け、9万円です。
土地の減額は1200万円控除と同じ段階ですか。いいえ。土地は税額から減額します。
土地の減額の余りを家屋の税から引けますか。いいえ。別々の税額として計算します。
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出典・参照資料
- 新築の場合の軽減措置(神奈川県)確認日 2026/10/22
- 不動産取得税の計算方法(東京都主税局)確認日 2026/10/22
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