模試の復習では、総得点だけでなく、正誤の理由と時間内に判断できたかを確認します。知識不足、制度の混同、読み違い、計算、時間不足を分け、次の一週間で直す作業へ変える方法です。一回の点数だけで合否を断定しません。
正解した問題も確認する
勘で選んで正解した問題は、安定して説明できる正解と区別します。反対に、基本を理解していて転記だけ誤った場合は、学習単元の全面的な読み直しより、答案確認の手順が課題かもしれません。
まず各問に、理由まで説明できた、二択で迷った、根拠なく選んだ、時間がなく未処理だった、といった状態を短く付けます。解説を読む前の自分の判断を残すと、後から分かったつもりになることを避けやすくなります。
原因を作業へ対応させる
主な原因 | 次週に入れる作業の例 |
|---|---|
基本知識がない | 該当単元を読み、基本問題を少量解く |
似た制度を混同 | 同じ比較軸で表を作り、条件を変えて確認 |
主語・時点の読違い | 当事者と時間を先に書く演習 |
計算の入力条件 | 単位・割合・対象範囲の検算 |
時間不足 | 制限時間を付けた一部演習 |
原因は一つに限定できない場合もあります。そのときは最初に判断が止まった箇所を選び、復習後にもう一度解いて確認します。すべてをケアレスミスとするより、具体的な行動へつなげます。
優先する論点を選ぶ
次週の学習時間には限りがあるため、基本的で他の問題にもつながる論点、繰り返し誤る論点、短い作業で原因を確認できる論点などを候補にします。難しかった一問に長時間を使い続け、基礎の未確認を放置しないようにします。
例えば35条と37条の区別を複数問で誤ったなら、個別の五つの解説を別々に写すより、時期と役割の比較を一回作り、各事例へ当てはめる作業を予定にします。共通する誤りの原因を直すための復習です。
一週間の計画例
平日に比較表の確認を二回、計算問題を短時間で二回、週末に誤答から数問を混ぜて再演習する、といった形で予定へ置きます。回数はあくまで一例で、使える時間と他の単元との兼合いで調整します。
再演習では、正解したかに加え、根拠を説明できたか、前回と同じ原因が残ったかを記録します。同じ問題の答えを覚えている場合は、数値や当事者を変えた小問題で確かめます。自作問題は公式問題や模試の原文と区別します。
時間の記録を使う
終盤の未処理が多い場合、序盤の難問で長く止まっていなかったかを確認します。正答率だけでなく、何に時間を使い、どこを保留できなかったかが次の練習の材料になります。毎回解く順序を変えるより、候補の順序を数回試して比較します。
模試の点数や判定は、その模試の内容と受験条件による情報です。他の回と単純に一点単位で比較して一喜一憂するより、同じ原因の誤答が減っているかを見て計画を更新します。
確認問題
勘で正解した問題は、理由まで説明できる問題と同じ扱いでよいですか。いいえ。状態を分けます。
次週は難問だけを優先すればよいですか。いいえ。基礎や繰り返す原因も考えます。
再演習では正解番号だけでなく、判断理由も確認しますか。はい。原因が直ったかを見ます。
出典・参照資料
- 宅建試験の概要(不動産適正取引推進機構)確認日 2026/10/22
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